福祉・ボランティア

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2018.12.23
第14回三宅島おそうじボランティア

 今年で14回目となる「三宅島おそうじボランティア」(東京災害ボランティアネットワーク主催)が開催され、連合東京VSCとして、11月22日(木)〜24日(土)は6名、12月21日(金)〜23日(日)は9名のメンバーが参加をしました。

  20年に一度噴火をすると言われる三宅島。
2000年の噴火で、火山性ガスの影響で全島避難となり、4年半もの避難生活送ることとなりました。
2005年の帰島では、除灰作業や草刈などのたくさんの組合員がボランティアとして島に入りました。
このことがきっかけとなり、現在も三宅島との関係が続いています。

<1回目:参加者の感想>
   条件付き出航となった橘丸は揺れる海原を超え三池港に到着した。
おそうじは94歳になられる一人暮らし宅。手が届かない台所、窓ガラス、天井拭き、庭木の剪定となった。台所は女性2名にお任せし、庭木の剪定を島民ボランティア、天井拭きを私が担当した。天井板は檜の正目幅一尺以上の立派な物だ。
木目が揃って現在では手に入らないものと思われる。柘植の剪定は女性ではてが届かない箇所中心に行った。台所は、レンジ周りを中心に換気扇を清掃した。ガラスは新聞紙で磨き上げ、きれいになった。大変喜んでいただき、清掃を終了した。
 昼食時に戦争中に東京へ働きに出て空襲が激しくなったので島に帰って結婚したことを伺った。都心で暮らしたことが電車に乗っての移動など避難時に役立った。
 このプログラムは島民ボランティア、生協グループ、連合VSCなど日頃は連携ができない方々が積極的に関わりを持ち、待っている島民との交流で「やさしさ」を感じ取ることができた。今後もこの取り組みを継続していただきたい。

<2回目:参加者の感想>
   初めて『三宅島「風の家」おそうじボランティア』へ参画しました。
きっかけは「三宅島」に行ってみたい!という軽い気持ちでした。
噴火当時は10代かつ実家(青森)で生活しており、おなじ日本国内の災害であるにも関わらず、とても不謹慎ではありますが、関心度が低かったように感じます。
 お掃除ボランティアで訪問させていただいたお宅(94歳男性)では、お庭のお掃除をしました。
カマを使うのは慣れていないため、軍手を用いてメンバーが刈ってくれた草をまとめて捨てる作業を主に実施しました。
 あいにくの天気であったため、お宅訪問時間の最初と最後30分ずつの作業で、あとはお宅の居間にて、お昼のお弁当をいただきながらテレビを見たりしていました。

 囲碁がお得意だということで、8試合見させていただきました。初めて囲碁を生で観戦しましたが、試合スピードがとても速くびっくりしました。翌日に、3班メンバーで作成したクリスマスカードをお渡しするために再度訪問しましたが、その際は補聴器の調子が良かったようで、初日以上のコミュニケーションをとることができましたし、クリスマスカードに記載した囲碁の絵をとても喜んでいてくれたように感じました。

 島内視察の時間が短時間だったこと、あいにくの天気であるため星や夕陽を見ることができず残念でした。三宅島へのアクセスはとても良いことが体感できたため、今後訪問した際は、原付を借りてゆっくり一周しようと思います。
 次回のおそうじボランティアの開催有無は、今のところなんとも言えないというお話がありましたが、ぜひ参画し、少しでも年末の準備のお手伝いと、三宅島の方々との交流が持てればいいなと思いました。夜の交流会にて、風の家設立について学びました。

 20年に1度、三宅島では噴火があることから、数年のうちにまた噴火が起きてしまう可能性があるため、その際には微力ながら力になれたらなと思います。


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