連合の森づくり運動
1990年5月、国際メーデー100周年記念行事として、初めて、八王子市・高尾山に於いて植樹祭を行いました。
野外レクリエーションや児童の自然体験、自然保護教育の施設建設を展望した「連合の森」づくりを提唱し、1992年より、連合東京をはじめ、全国の地方連合会で、植樹運動が展開されてきました。
連合東京の森づくり運動
目的: 総合的な水源確保と、山林保全のため
経過: 連合東京は、「山林所有者」及び「管理委託者」に依頼し、植樹及び管理を10年間実施しています。
会場 | 実施日 |
管理・保全樹木 (桜、つつじ他) |
植樹のべ人数 (計735名) |
---|---|---|---|
人里(へんぼり) |
2001年3月31日 2002年3月30日 |
300本 |
160名 41名 |
小沢(おざわ) | 2003年3月29日 | 330本 | 202名 |
神戸(かのと) | 2004年3月27日 | 450本 | 92名 |
飯塚(いづか) |
2005年4月23日 2006年4月22日 |
1470本 |
110名 130名 |
「連合東京の森」1年間の二酸化炭素吸収量
261,570炭素kg
約40世帯分の年間二酸化炭素排出量
(1世帯当たりの二酸化炭素排出量は、年間約6,500kg)
↑下草刈りの作業の様子
「とても、たいへんな作業です〜!」
桧原村4会場の管理作業=「下草刈り」の現状
「下草刈り」は、広葉樹の管理・保全のために必要不可欠な作業です。夏季に雑草を刈取ることにより、成長過程の樹木に対して、土壌からの栄養が行き渡るようにしています。
しかし、一定の経験が必要な専門的作業であること、重労働であること、また、スズメバチ・ヘビなどの被害にあうなど、危険をともなっていることから、桧原村内でも作業者、後継者の確保が困難となっています。
現在は、「連合東京の森」運動に格段の理解のある2者(大谷正平氏・丸山会)に、管理を委託しています。
人里・小沢・神戸の管理をしていただている
大谷正平さん。生き生きと森づくり運動を語ります。
これからの連合東京の森づくり運動
わたしたちは、森林保全運動について、森林が有する多様な機能を充分に把握した上で、行政・市民・企業・NPOなど各種団体などとの連携により社会全体の運動が必要だと、考えています。
連合三多摩は、後継者育成や、東京都への補助金制度創設の働きかけなどを行うとともに、引き続き、連合東京による、森林保全の取り組みを行っていきます。