東部ブロック地協

この記事を印刷する

2019.09.13
連合荒川自主的労働講座 「がんばっぺ!」復興へ立ち向かったフラガールから学ぶ
2019年9月13日(金)18時30分から東交南千住支部会議室で連合荒川自主的労働講座を開催。今回の講師はナント連合荒川議長の黒田幸司氏によるもの。ことの発端は、東日本大震災から福島の復興に貢献したスパリゾートハワイアンズのダンシングチーム、いわゆる“フラガール“たちの地元愛や頑張りに感激し、個人的に資料や現地視察を通じて感じた思いや所感をまとめていたことから始まります。今期のテーマについて幹事会で論議した際、黒田議長から「是非、俺にやらせてくれ」との熱烈な要望を受け、満場一致で決定しました。当日は、連合荒川の役員に加え、労金荒川支店から川野さんと山下さん、こくみん共済coop天野さん、荒川区議の河内さんを迎え16名が参加しました。講師の黒田議長はBVDと17ページにも及ぶ自作のレジメをもとに熱弁。フラガール誕生の経緯や当時の苦労話に始まり、2011年3月11日、発災直後の館内の様子から4月の余震時の模様、練習を再開した4月22日、フラガール総勢29名の涙あふれる決意や個々人の思いなど、リアルに感動的に話され一同、目頭を熱くしながら聞き入っていました。特に、現代フラガールにも受け継がれる「一山一家」の精神。フラダンスやフラガールに対する風当たりが強かった50年前、初代のフラガールたちが、崩れゆく炭鉱社会と家族の生活を、自分たちの手で何とかしなくてはいけないと頑張ったのと同じように、平成の世のフラガールたちも、未曽有の大地震と原発事故で危機に直面した故郷を目の当たりにして、今こそ自分たちが立ち上がらなくてはならない、との強い意志で行動し「がんばっぺ」を合言葉に一生懸命取り組んだことが心に深く刻み込まれました。令和になった現在、台風15号の被害で千葉県をはじめ関東各地方に甚大な被害がありましたがそれへの支援についても「がんばっぺ」の気持ちをもって、堂々とまっしぐらにみんなで「できることから始めよう」という思いを胸に取り組んで行くことの大切さを痛感した講座となりました。黒田議長ご苦労様でした。
ページトップへ戻る