東部ブロック地協

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2018.09.06
東部ブロック地協「サマーセミナー」を開催!
 東部ブロック地協は、8月30日(木)18時00分より、サマーセミナーをホテルラングウッド2階「飛翔の間」にて行い、セミナーへの参加者は、175名(女性24名13.7%)でした。サマーセミナーの講師については、東京大学社会科学研究所 水町 勇一郎 教授より講演をしていただきました。
 
 冒頭、渡辺議長から挨拶があり、第196回通常国会において「働き方改革関連法案」が6月の参議院本会議で可決・成立され、同法案は雇用対策法他8つの労働法の改正を行い私たちが支持・支援をする議員等の方々は高度プロフェショナル労働制をはじめとする法案の欠陥を追及しましたが、数の論理で修正および撤回はできませんでしたが、47項目にも及ぶ付帯決議はつけました。本日、講義をしていただく水町教授は、内閣の私的諮問機関である「働き方改革実現会議」の有識者の構成メンバーでもあり、この改正法に一番詳しく私たちがどう取り組むべきかを導いていただけるのではないかと話しました。
 
 水町教授からは、「働き方改革関連法」のポイントについて説明され、長時間労働の是正など労働時間規制等の見直しについては、労働時間の上限規制(労基法36条)、中小企業における割増賃金引上げの猶予処置廃止、使用者の年休付与義務(労基法39条)、労働時間の適正把握義務(労働安全衛生法66条の8の3)、フレックスタイムの見直し(労基法32条の3)、高度プロフェショナル制度の創設(労基法41条の2)、勤務間インターバル制度の普及促進、産業医・産業保健機能の強化(労働安全衛生法)などについて説明があり、また、正規・非正規労働時間の待遇格差の是正などについても話がありました。本日のこの講義は、内容をすべて話すと4時間は掛かる内容とのことですが、水町教授に工夫していただき、短時間バージョンでわかり易く説明をいただいたことにお礼を申し上げます。
 
 参加された皆様方につきましては大変感心の高いセミナーの内容であったと感じており、本日聞かれた内容を各職場において本当の働き方改革を実践し、労働組合としてどう対応していくかを検討していただければ幸いと感じました。
 
 最後に下山議長代行より、締めの挨拶をいただきサマーセミナーを終了しました。

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